D2H report
D2H使用レポート
ニコンのD2Hを使用した感想、実写画像などを少しずつレポートしていこうと思います。
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(3) 2003年12月4日
D100との比較・明るさなど
室内でD100と撮り比べてみたところ、同じ露出(ISO・絞り・シャッター速度)にも関わらず見た目の明るさが異なることに気がついた。
そこで、どのくらい違うのかを実験してみた。
共通データ
Sigma MACRO 50mmF2.8 EX
50mm F2.8 1/40秒 ISO200 WBオート 階調補正コントラストLOW
画面右上あたりのボケの部分の輝度で合わせると、D100画像で+0.5EV露出補正(NC4現像時)すると輝度が一致した。全体の明るさもほぼ同じに見える。
共通データ
AF-S VR ZoomNikkor ED70-200mmF2.8G(IF)
190mm F2.8 1/40秒 ISO200 WBオート 階調補正コントラストLOW
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D2H |
D2H(+1EV) |
D100 |
D100(+0.25EV) |
D100(+1.25EV) |
さらにレンズを交換して、三脚を使用して厳密に同じ構図で撮影してみた。D2Hのオリジナル画像はマルチパターン測光でD2Hが判断した露出。これでもわずかに白飛びしていたのでプラス補正はしなかった。
この場合は、D100画像をプラス0.25EV露出補正すると、右上のボケの部分の輝度がD2Hと一致するようになった。ホワイトバランスの関係か、見た目は少し違って見える。
以上の結果から、少なくともある一定の条件ではD2Hの方が0.25〜0.5EV程度、D100よりも実効感度が高いことが分かった。
※ひょっとすると個体差やD100のCCDの経年劣化などがあるのかもしれない。しかしそのようなことが実際に起こりうるのかどうかは不明。
なお、今回の撮影は、実際には階調補正はオートで撮影して、現像時にコントラストLOWにした。オートのままだと、D2HとD100ではさらに明るさの違いが大きかった(D100の方がオートではコントラストを強めにする傾向があった)ことを付記しておく。
なお、オートでのコントラストに関しては、これまでにフィールドで撮影した画像の比較でも同じ傾向が確認された。
※なお、今回の結果のみから「D2Hの方がD100よりも実効感度が高い」と一般化はできない、念のため。
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